大阪体育大学陸上競技部は10月12日(日)、やり投げだけの公認競技会「第1回 OUHS Javelin Throw Festival」を大学の陸上競技場(第3種公認競技場)で開催します。やり投げ(ジャベリン?スロー)だけの公認競技会は全国的にもほとんど例がなく、学生が1年かけて企画、準備を進めてきた手作りの大会です。
大阪体育大学はスポーツSDGsを推進しています
実施種目は高校の部、一般の部の男女。株式会社エイチ?アイ?エス、株式会社ニシ?スポーツ、ミズノ株式会社が協賛します。
大体大は投てきで全国トップクラスの実力を誇り、やり投げは2022オレゴン?2025東京両世界陸上代表の武本紗栄選手、2020年日本選手権3位の坂本達哉選手、2011?17年世界陸上出場の宮下梨沙選手らを輩出。陸上競技部投てきブロック監督の中西啄真講師(スポーツバイオメカニクス)も大体大生時代に2015年日本インカレで優勝し、今年も日本選手権に出場しました。

関西インカレ2位の須藤勇大(体育学部4年、群馬?前橋育英高校)
中西監督によると、これまでやり投げだけの大会はほとんど例がありませんでした。競技場の芝生養生や安全管理の観点から、やり投げ、ハンマー投げ、円盤投げといった種目が実施されない地域もあるといい、やり投げ選手に少しでも多くの試合機会を提供するため、この大会を開催しました。

関西インカレ3位の川合小想(体育学部4年、三重?松阪商業高校)
また、中西監督はこの大会の開催理由として、「国際競技力の向上」「次世代の優秀な選手の発掘?育成」「学生の学び」を挙げます。多くの選手がこの競技会を世界への挑戦の一助として活用してほしいとの思いや、ジュニア世代の選手がトップ選手のパフォーマンスに間近で接することで競技力向上のヒントを得て、世界を目指すきっかけとなる場になってほしいとの願いがあります。また、大体大の陸上部員が審判免許取得講習や授業、クラブ活動を通じて培った知識や経験を活かし、公平?公正な競技会運営を行うことで、スポーツマンシップの構築や実践的な学びにつなげる狙いもあります。

中西啄真監督
通常、陸上競技の大会はトラックとフィールドが同時進行し、競技場内のあちこちで各種目が実施されますが、やり投げに特化したこの大会では、選手と観客の距離がぐっと近くなります。観客は目の前で繰り広げられる迫力ある投てき、6投の攻防を体感でき、選手は観客の注目を浴びながら普段以上のパワーを発揮することも期待できます。
中西監督は「学生が1年かけて準備を進めてきた大会で、スポーツを『する?見る?支える』すべての立場の人が楽しめる。今後も継続し、陸上教室や地域交流イベントも同時開催してより多くの皆様が陸上競技を楽しむ大会にしたい」と期待を込めています。
競技への参加申込はチラシ写真のQRコードから。
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